4歳。親猫とはぐれ、迷子だった猫の頃に、ぼっちゃんに拾われる。ぼっちゃんの両親の離婚により、最愛のぼっちゃんと離ればなれに。自立するため村田家政婦紹介所に勤務。現在の奉公先は犬神家。ぼっちゃんからもらったピンクのエプロンが一番大切なもの。
村田和。村田家政婦代表。家政婦仲間を仕切る。町内の行事などにも積極的に参加し貢献、地域の顔でもある。事情のある猫村ねこを雇い入れ、指導する。猫村ねこの一番の理解者で、相談相手。人生経験の豊富さから、度々格言を言う。
子猫だった猫村ねこを下校途中に保護。世話をし、文字を教えたり歌を教えたり、いつでも一緒だった。父親の不倫が原因で両親が離婚。母親について外国へ行き、猫村ねこと離ればなれに。現在の所在は不明。
犬神金之助。大学教授。専門は歴史と風俗。かつて恋愛サークルの顧問を務めており、学生と不倫。今は解消している。次の研究テーマは「妻」。ミドルエイジクライシス、いわゆる中年の危機に陥っている。
犬神冴子。犬神金之助の妻。常に美容に興味と関心を注ぐ。ヒステリックで情緒不安定なこともあるが、寂しがりやでもある。夫の関心を引こうと様々な試みをするが、空回りしがちである。
犬神尾仁子。中学2年生。反抗期のまっただ中で、かつて不良グループ「五月雨ヶ丘連合会」のリーダーであった。親への反抗から家族と揃って食事をとることはない。こっそり拾った犬「ステテコ」が彼女の愛犬。
犬神たかし。大学4年生。就職活動にいそしみ、見事九十九商事の内定を取り付ける。権利と将来展望への野望が強く、やや周りの人を見下しがち。家族に対しての感情は醒めがちであるが、猫村ねこへの気遣いを見せる優しい一面もある。
1974年生まれ。関西在住。 2003年7月より、「きょうの猫村さん」をネット上で毎日1コマ連載。 2005年7月に初の単行本『きょうの猫村さん 1』を出版し、 日本中の老若男女を虜にした。 2015年、『逢沢りく』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。 2020年には『きょうの猫村さん』が主演・松重豊でドラマ化された。 また、『カーサ ブルータス』で「カーサの猫村さん」を連載中。 著書に『きょうの猫村さん』『カーサの猫村さん』シリーズのほか、 『僕とポーク』『山とそば』『逢沢りく』『B&D』などがある。
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